検索
  • 松岡 一久

コンセプト幻想 そしてコ・クリエイションの必要性

最終更新: 2018年2月5日

最近 様々な複合都市開発の基本構想で「コンセプト」策定の依頼を受けます。


ご相談を受ける時にいろいろヒヤリングしてみると「建物の設計はドンドン進んでいくけれど、お店やオフィスなど中身の方向性が迷走している」ということが殆どでした。

従来の都市開発では市場調査で浮かび上がるターゲットを基に「コンセプト」などで基本方針を示せば、その方針でプロジェクトがまとまって前進していました。

それが超成熟社会で市場が見えにくくなっている上にグーグルで検索すれば可否どちらの情報でも揃える事が出来るようになって、さまざまな方向性が選択肢として検討可能になってきているのです。

つまり「市場調査を基にしたコンセプトでは信用も推進も出来ない」状況なので、従来型コンセプトにすがる事ができなくなってきた訳です。

そんな時に私たちからは「コ・クリエイション」プロセスを提案します。

プロジェクトチーム+外部ブレーンでのワークショップなのですが、最初にこのステップで自分たちは「何をしたいのか?」についての方向性を共有すると比較的スムーズに構想策定が可能になります。

正解がない時代になって「この先どうなるのか?」ばかりを気にしていても埒が明かなず「自分たちはどうしたいのか?」を見極めた上で、その実現の為には何が必要なのか?リスクを低減するにはどうすれば良いのか?などを検討しいくプロセスが必要なようです。


最新記事

すべて表示

都市開発5.0 Beyond コロナの都市づくり50のヒント⑸ MaaSによる都市革命

Ⅰ MaaSの現在位置 /Ⅱ 都市が変わる /Ⅲ 街路が変わる Ⅰ MaaSの現在位置 私たちの研究会においてモビリティ研究の第一人者である牧村和彦氏(一社 計量計画研究所理事)に登壇いただきました。欧米での最新動向として、まず2020年秋からのGoogleによる自動運転タクシーの商用サービス@アリゾナや、アマゾンによる自動運転バス@カリフォルニアの事例が提示されました。東南アジアのグラブやUb

都市開発5.0 Beyondコロナの都市づくり50のヒント ⑷ 次世代の都市評価指標づくり

ⅠBeyondコロナの都市評価指標の必要性 /Ⅱ 生活圏の幸福論 /Ⅲ 評価指標の考え方と効用 1Beyondコロナの都市評価指標の必要性 コロナショックを経てリアルな出社、会議、さらには「リアル都市の価値」が問われていると考えます。ダボス会議における「グレートリセット」の議論の象徴されるように、現代都市の基本原理である「集積による経済合理性」が根本的に見直されているからです。 現状の都市に関する

都市づくり5.0 Beyondコロナの都市づくりヒント50 ⑶ソシオ・マーケットプレイス構想

Ⅰ 都心商業施設の次の一手/ Ⅱ 共創型マーケットプレイスの考え方/ Ⅲ ソシオマーケットプレイスの事業と効用 1 都心商業施設の次の一手 コロナショック以前から減衰傾向にあった都心商業施設の売り上げは、外出自粛や営業時間制限、そして何よりもテレワークの浸透に伴う通勤者の減少によって、大打撃を受けています。買い物行動では衝動買いが8割、滞留客は客単価4割アップという定説があり、都心商業施設は集客・