検索
  • 松岡 一久

コンセプト幻想 そしてコ・クリエイションの必要性

最終更新: 2018年2月5日

最近 様々な複合都市開発の基本構想で「コンセプト」策定の依頼を受けます。


ご相談を受ける時にいろいろヒヤリングしてみると「建物の設計はドンドン進んでいくけれど、お店やオフィスなど中身の方向性が迷走している」ということが殆どでした。

従来の都市開発では市場調査で浮かび上がるターゲットを基に「コンセプト」などで基本方針を示せば、その方針でプロジェクトがまとまって前進していました。

それが超成熟社会で市場が見えにくくなっている上にグーグルで検索すれば可否どちらの情報でも揃える事が出来るようになって、さまざまな方向性が選択肢として検討可能になってきているのです。

つまり「市場調査を基にしたコンセプトでは信用も推進も出来ない」状況なので、従来型コンセプトにすがる事ができなくなってきた訳です。

そんな時に私たちからは「コ・クリエイション」プロセスを提案します。

プロジェクトチーム+外部ブレーンでのワークショップなのですが、最初にこのステップで自分たちは「何をしたいのか?」についての方向性を共有すると比較的スムーズに構想策定が可能になります。

正解がない時代になって「この先どうなるのか?」ばかりを気にしていても埒が明かなず「自分たちはどうしたいのか?」を見極めた上で、その実現の為には何が必要なのか?リスクを低減するにはどうすれば良いのか?などを検討しいくプロセスが必要なようです。


最新記事

すべて表示

Beyondコロナの都市づくり⑦「次世代のコンテンツビジネスの考え方」

これからのコンテンツ・集客機能のあり方について 中村伊知哉先生(iU学長)にお話を伺いました。 まず日本の一人当たり所得や国際競争力の凋落を元に「失われた30年」について触れられ、その元凶が技術革新への対応の遅れ(=社会変革)であると断じられた後、コロナ後の世界としてリアルとバーチャルがかけ合わさり、集中と分散とを併せ持った社会イメージを提示いただきました。 そのプロセスで必要なものと不必要なもの

Beyondコロナの都市づくり⑥「リアル商業の近未来」

今後のリアル商業のあり方について、デジタル化の最前線に詳しい岡田泰宏氏(パルコデジタルマーケティング執行役員)にお話を伺いました。 まず言及されたのは現在の都市型ショッピングセンターの窮状は、コロナ前から始まっていたと言う認識でした。 成熟社会化やEコマースの台頭などに伴うダウントレンドを感じてはいても手を打てなかったツケが一気に顕在化したという事でした。 その上でパルコにおける様々なデジタル施策

Beyond コロナの都市づくり⑤「コロナを超えて未来を見据える」

コロナ禍において厳しい状況に置かれているリアル商業について、飲食業界のフロントランナーである楠本修二郎氏(カフェカンパニー 代表)にお話を伺いました。 飲食業は非常に厳しい状況にあり、特にこれまで好立地とされていた都心の複合施設開発内の飲食店が厳しいと言う「成功の方程式反転」の状況判断から、思考を深めて都市のあり方と地方の可能性にまで言及頂きました。 ローカルがグローバルと直接交流する時代にな

©2018 ENERGY LABO ALLRIGHTS RESERVED.