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  • 執筆者の写真松岡 一久

コンセプト幻想 そしてコ・クリエイションの必要性

更新日:2018年2月5日

最近 様々な複合都市開発の基本構想で「コンセプト」策定の依頼を受けます。


ご相談を受ける時にいろいろヒヤリングしてみると「建物の設計はドンドン進んでいくけれど、お店やオフィスなど中身の方向性が迷走している」ということが殆どでした。

従来の都市開発では市場調査で浮かび上がるターゲットを基に「コンセプト」などで基本方針を示せば、その方針でプロジェクトがまとまって前進していました。

それが超成熟社会で市場が見えにくくなっている上にグーグルで検索すれば可否どちらの情報でも揃える事が出来るようになって、さまざまな方向性が選択肢として検討可能になってきているのです。

つまり「市場調査を基にしたコンセプトでは信用も推進も出来ない」状況なので、従来型コンセプトにすがる事ができなくなってきた訳です。

そんな時に私たちからは「コ・クリエイション」プロセスを提案します。

プロジェクトチーム+外部ブレーンでのワークショップなのですが、最初にこのステップで自分たちは「何をしたいのか?」についての方向性を共有すると比較的スムーズに構想策定が可能になります。

正解がない時代になって「この先どうなるのか?」ばかりを気にしていても埒が明かなず「自分たちはどうしたいのか?」を見極めた上で、その実現の為には何が必要なのか?リスクを低減するにはどうすれば良いのか?などを検討しいくプロセスが必要なようです。


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