検索
  • 松岡 一久

コンソーシアム方式の次

更新日:2018年2月5日

最近、いろいろなプロジェクトで企業などのコンソーシアム組成のお話しが出ます。

特区関連で導入機能を稼働させる主体として想定されることが多いのです。

結局 一企業での活動では他の企業が参画しにくく活動の幅も大義も広がりにくく、これに対応する主体として企業コンソーシアム化して行く流れになっています。

ですから業界や地域の共通課題が先にあってそれに対して関係者が寄り合って協議・連携するというよりも、ディベロッパーなどが中核になって導入機能の関連テーマに関して、学識者や企業を集めて課題設定して、稼働させていく形式になります。

「課題ありき」ではなく「コンソーシアム」ありきですので、参画者おのおのの事業領域と潜在的な課題とを結びつけて、業界ごとに異なる企業文化と言語とを超えて巻き込んでいく必要がありますので、かなりの腕力とコミュニケーション力とが必要になります。

そういう点で慶應義塾大学KMDの中村伊知哉先生などは特異な能力をお持ちだと思います。

デジタル教科書教材協会、デジタルサイネージ・コンソーシアム、竹芝CiP協議会、超人スポーツ協会など数多くのコンソーシアムを設立・維持されています。

もちろんコンソーシアムを立ち上げるにはかなりのネットワーク力が必要ですが、それ以上にそのコンソーシアムを活発に活動させていくために、絶えず刺激とテーマとを投げかけながらきめ細かくハンドリングしていく必要があるということを認識しています。

そのためにもコンソーシアムそのものがゴールではなく、次のステップ(ビジョン)が必要ですね。

最新記事

すべて表示

都市開発において非常に重要な役割を担う低層部の「街ぎわプレイス」ですが、通常は総合設計制度などを活用するために公開空地として計画されます。 営利利用が認められない為に、ビル風が吹き抜ける寒々しい公開空地がほとんどではないでしょうか。最近になって、公開空地のあり方について議論され始め、ランチタイムにキッチンカーが営業していたり、外向きのカフェが設けられる事例も見られますが、その場所をどのように活用す

都市開発において当然ですが「建築のあり方」は特に大切です。 ですから設計コンセプトの手がかりとなる「企画・構想(開発)コンセプト」を明確に示す必要があるのですが、逆の流れになっているのが現状ではないでしょうか。 開発プロジェクトは「取り敢えずボリュームスタディしてみる」と称して主要用途を容積率一杯に作った計画からスタートします。何度か、このボリュームスタディを目にしている内に、プロジェクトチーム内

私たちは、コンセプトの抽出にあたって、共創ワークが不可欠だと考えます。共創ワークとは、プログラムに沿った関係者とのグループディスカッションを指します。 共創ワークでコンセプトそのものは抽出できませんが、その前提となる「目指すべきゴール」「現状と事業条件」などの共有を通じて「課題」が明確になります。それに加えて「地域の潜在性・自分達の DNA」の再認識プロセスが非常に重要です。 これまでのように、マ