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実践できる公民学連携機関:アーバンデザインセンター

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2017年2月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:2018年2月6日

先日 私どもの研究会で東大教授で柏の葉キャンパスタウンにあるUDCK[アーバンデザインセンター柏の葉]センター長の出口敦先生にお話を伺いました。


柏の葉キャンパスタウンの「開発ビジョン」を提示し、その広報、啓蒙活動と関係者調整、さらに主要な公共スペースの管理運営までこなす凄い公民学連携機関で全国から数百の視察をいけいれ、全国15箇所で同様のアーバンデザインセンターの設立の動きがあるそうです。

もちろん出口先生を中心としたコアスタッフの「スキルと行動力」が優れているのですが、それ以上に民間でも行政でもない「立場」での活動が素晴らしいと思います。

このセンターの活動が定着したからこそ、柏の葉キャンパスタウンは異例の開発スピードとインキュベーション施設などの充実した都市機能とT-siteなどの話題性のある施設進出等々、都市づくりに大きく寄与しています。

そんな先生の話の中で「都市を活性化させるには、仮設建築や路上活動などの軽やかな社会実験が有効である」ということと「UDCKのような組織は継続運営を前提とせずに、3~5年程度を目安とした活動にしたほうがメリハリが効く」ということでした。

これまで都市や組織は継続が前提であるという認識でしたので、非常に新鮮な示唆でした。

私たちが考える「ソーシャル・ハブ施設」の先進事例と言えそうです。


 
 
 

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