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食の文化都市 ビジョン

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2016年11月20日
  • 読了時間: 1分

更新日:2018年2月5日

先日、NKB(ぐるなび)の溝上氏とお話しする機会がありました。


地方都市の活性化策についてのヒアリングです。

溝上さんは「日本の7都市をサンセバスチャンのようにしたい」と仰っていました。

サンセバスチャンはスペイン・バスク地方にある18万人の町ですが、10年余りで「美食」をテーマに世界中から人を集め、産業形成に成功している町です。

もともと伝統文化として根付いていた「美食倶楽部」を生かし。

市内のレストランのメニューを競い合い、料理分野で学位の取れる大学などオープンソース形式の仕組みを通じて、レベルアップが図られたと言います。

ミシュラン3つ星レストランが3店あり、人口一人当たりとしては世界一の押し付レストラン数を誇るまでになりました。

溝上さんたちはそれを「RED:若手料理人コンテスト」やそこから生まれるコミュニティ「クラブRED」を活用して、地方都市のレストランのレベルアップに取り組んでいます。

単に街のグルメを紹介するだけでなく、若手料理人の活躍を通じて、街に話題と元気を作り出し、全体のレベルアップを図り、大学も取り込むことによって価値向上と食文化にまで高めようとしている溝上さんたちの試みはいろいろな都市でコラボできるビジョンと手法だと実感しました。

 
 
 

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