検索
  • 松岡 一久

食の文化都市 ビジョン

更新日:2018年2月5日

先日、NKB(ぐるなび)の溝上氏とお話しする機会がありました。


地方都市の活性化策についてのヒアリングです。

溝上さんは「日本の7都市をサンセバスチャンのようにしたい」と仰っていました。

サンセバスチャンはスペイン・バスク地方にある18万人の町ですが、10年余りで「美食」をテーマに世界中から人を集め、産業形成に成功している町です。

もともと伝統文化として根付いていた「美食倶楽部」を生かし。

市内のレストランのメニューを競い合い、料理分野で学位の取れる大学などオープンソース形式の仕組みを通じて、レベルアップが図られたと言います。

ミシュラン3つ星レストランが3店あり、人口一人当たりとしては世界一の押し付レストラン数を誇るまでになりました。

溝上さんたちはそれを「RED:若手料理人コンテスト」やそこから生まれるコミュニティ「クラブRED」を活用して、地方都市のレストランのレベルアップに取り組んでいます。

単に街のグルメを紹介するだけでなく、若手料理人の活躍を通じて、街に話題と元気を作り出し、全体のレベルアップを図り、大学も取り込むことによって価値向上と食文化にまで高めようとしている溝上さんたちの試みはいろいろな都市でコラボできるビジョンと手法だと実感しました。

最新記事

すべて表示

次世代の都市評価指標⑧ 街づくりの貢献価値

新しい都市評価指標が目指す効果として①生産性向上による事業者メリット②口コミ発信による商業者メリットがある事は前述しましたが、さらに③ソーシャルキャピタルの向上による社会メリットが想定されます。 具体例として下記の6点が挙げられます。 契約や交渉などにおいて無駄な認識共有や対立が回避され、時間・手間コストが削減できる。 相互に協力的なコミュニティが育まれ、公共サービスなど公共活動の効率化と公共空間

次世代の都市評価指標⑦ 多様・変化・交流要素の重視

「世界の都市総合力ランキング」は成長・規模志向が強く成熟社会である日本の肌感に合いません。 Well Being City調査は安全・快適・環境を重視していますが、それだけでは街として「つまらない」と感じるのは私だけでは無いはずです。脳科学的には「生きる目的は高きに向かって進んでいく努力のプロセス=成長にある」(理化学研究所 故 松本元氏)と言われ、インプットやコミュニケーションの質が大きく影

次世代の都市評価指標⑥ ソフト・ハード指標の考え方

次世代の都市評価指標において、幸せ実感を継続・拡張する要素となる「活動・ソフト」と「機能・ハード」については、既存の都市評価指標を参考に設定することが有効と考えます。 最も有名な「世界の都市の総合力ランキング」ですが、「都市の総合力」を経済/研究・開発/文化・交流/居住 /環境/交通・アクセスの大項目6分野で評価しています。「文化・交流」分野における中項目では発信力/観光資源/文化施設/受入環境/