検索
  • 松岡 一久

ソーシャルハブ施設を核にしたソフトインフラ開発

最近、様々な都市開発プロジェクトで特区対応や地域連携施策で「新しい共用施設」の提案が求められます。

私たちはこれを従来の社会貢献施設とは異なる位置付けの施設として「ソーシャルハブ施設(社会的な拠点となる民間施設)」と呼称するようにしています。

従来の社会貢献施設が託児所や公民館的な集会所など、都市開発の代償として地域に提供される施設で、プロジェクトとは完全に分離された(CSR的)貢献事業だったのに対して、最近の創業支援施設や地域のコワーキング施設などプロジェクト価値の向上に繋がる(CSV的)位置付けです。

このようなソーシャルハブ施設ですが、それ単体ではなかなか事業成立が難しいのが実情です。

その為にプロジェクト価値を顕在化させる「節目節目のコミュニケーション活動やエリアブランディング活動と連動させるプロジェクトブランディング計画」や「広場やサイネージの販売やスポンサー獲得などのプロジェクトセールス計画」などを併行させて推進させていく必要があると考えます。

これらを総称して「ソフトインフラ開発」であると考えます。

建築などのハードインフラの開発と対になる「ソフトインフラ」の整備についての必要性と効用が少しづつ明確になってきました。


最新記事

すべて表示

都市開発において非常に重要な役割を担う低層部の「街ぎわプレイス」ですが、通常は総合設計制度などを活用するために公開空地として計画されます。 営利利用が認められない為に、ビル風が吹き抜ける寒々しい公開空地がほとんどではないでしょうか。最近になって、公開空地のあり方について議論され始め、ランチタイムにキッチンカーが営業していたり、外向きのカフェが設けられる事例も見られますが、その場所をどのように活用す

都市開発において当然ですが「建築のあり方」は特に大切です。 ですから設計コンセプトの手がかりとなる「企画・構想(開発)コンセプト」を明確に示す必要があるのですが、逆の流れになっているのが現状ではないでしょうか。 開発プロジェクトは「取り敢えずボリュームスタディしてみる」と称して主要用途を容積率一杯に作った計画からスタートします。何度か、このボリュームスタディを目にしている内に、プロジェクトチーム内

私たちは、コンセプトの抽出にあたって、共創ワークが不可欠だと考えます。共創ワークとは、プログラムに沿った関係者とのグループディスカッションを指します。 共創ワークでコンセプトそのものは抽出できませんが、その前提となる「目指すべきゴール」「現状と事業条件」などの共有を通じて「課題」が明確になります。それに加えて「地域の潜在性・自分達の DNA」の再認識プロセスが非常に重要です。 これまでのように、マ