検索
  • 松岡 一久

ソーシャルハブ施設を核にしたソフトインフラ開発

最近、様々な都市開発プロジェクトで特区対応や地域連携施策で「新しい共用施設」の提案が求められます。

私たちはこれを従来の社会貢献施設とは異なる位置付けの施設として「ソーシャルハブ施設(社会的な拠点となる民間施設)」と呼称するようにしています。

従来の社会貢献施設が託児所や公民館的な集会所など、都市開発の代償として地域に提供される施設で、プロジェクトとは完全に分離された(CSR的)貢献事業だったのに対して、最近の創業支援施設や地域のコワーキング施設などプロジェクト価値の向上に繋がる(CSV的)位置付けです。

このようなソーシャルハブ施設ですが、それ単体ではなかなか事業成立が難しいのが実情です。

その為にプロジェクト価値を顕在化させる「節目節目のコミュニケーション活動やエリアブランディング活動と連動させるプロジェクトブランディング計画」や「広場やサイネージの販売やスポンサー獲得などのプロジェクトセールス計画」などを併行させて推進させていく必要があると考えます。

これらを総称して「ソフトインフラ開発」であると考えます。

建築などのハードインフラの開発と対になる「ソフトインフラ」の整備についての必要性と効用が少しづつ明確になってきました。


最新記事

すべて表示

次世代の都市評価指標⑦ 多様・変化・交流要素の重視

「世界の都市総合力ランキング」は成長・規模志向が強く成熟社会である日本の肌感に合いません。 Well Being City調査は安全・快適・環境を重視していますが、それだけでは街として「つまらない」と感じるのは私だけでは無いはずです。脳科学的には「生きる目的は高きに向かって進んでいく努力のプロセス=成長にある」(理化学研究所 故 松本元氏)と言われ、インプットやコミュニケーションの質が大きく影

次世代の都市評価指標⑥ ソフト・ハード指標の考え方

次世代の都市評価指標において、幸せ実感を継続・拡張する要素となる「活動・ソフト」と「機能・ハード」については、既存の都市評価指標を参考に設定することが有効と考えます。 最も有名な「世界の都市の総合力ランキング」ですが、「都市の総合力」を経済/研究・開発/文化・交流/居住 /環境/交通・アクセスの大項目6分野で評価しています。「文化・交流」分野における中項目では発信力/観光資源/文化施設/受入環境/

次世代の都市評価指標⑤ 5つの基本方針

私たち FIACS ではディベロッパーを中心とした民間の街づくり推進者が、積極的にコミットできる評価指標にするため、以下の5点を基本方針として設定します。 都市評価の対象を街単位とします。具体的には民間事業者が「自分ごと化」出来る様に、エリアマネジメントの範囲に準じた設定が現実的だと考えます。 リアル都市の価値は「多様な刺激(前向き刺激)」にあると考え、都市評価の最重要指標をエリア・ユーザーの「幸