top of page
検索
  • 執筆者の写真松岡 一久

スタートアップ?ソリューション?

リパブリックの内田さん達とお話しする機会がありました。


田村さんと一緒に福岡市や広島県、最近は大阪府からの依頼を受けて「イノベーション人材の育成プログラム」を推進している人たちです。

「グローバル創業・雇用創出特区」を掲げる福岡市の中軸プログラムとしてスタートして1年半で数多くのプロジェクトチーム&創業の成果を見せ、その実績で広島県や大阪府が同様の施策を導入した手法をお持ちです。

以前田村さんからも伺ったのですが創業(スタートアップ)にはアップルに代表される米西海岸の「技術先行型」と欧州に見られる「課題解決型(ソリューション)」とがあり、日本の場合は課題解決型の方が向いているのではないかと仰います。

内田さん達のプログラムでは課題解決に向けて当事者へのヒヤリングを通じた「ヒリヒリした共感体験」を仕組み、その結果主体的な活動を経て創業につながっているようです。

お話ししていて気付いたのですが課題発見&解決(ソリューション)のプログラムがあって、その結果として創業(スタートアップ)が得られるという流れが自然だということでした。

最近スタートアップを「目的」に様々な支援プログラムがありますが、技術的ひらめきを持つ一部の才能ある人達以外には、単にスタートアップ支援だけを実施しても成果につながりにくい訳です。

ソリューションへ向けたプログラムを踏まえたスタートアップ支援の必要性を実感しました。

商業施設や街づくりなどで良く言われる「活性化したい」や「賑わいづくりしたい」と同じですね。

「目的と結果の混同」は成果を生みません。非常に刺激的な時間でした。


最新記事

すべて表示

【内容】 道路に関する規制 法律よりも周囲の理解 ほこみちの可能性 1.道路に関する規制 ウォーカブルな街を展開する際の規制として、道路の場合は「道路法」と「道路交通法」があります。 それぞれの「禁止行為」「許可や免許などの手続き」について規制されています。 道路交通法第76条「何人も、交通の妨害となるような方法で物品をみだりに道路においてはならない」とあります。 具体的には歩道の真ん中にテーブル

【内容】 古来、「道」は生活の場だった 戦後のモータリゼーションによる変化 再び「ウォーキング」の奨励 1.古来、「道」は生活の場だった 「ウィーカブル」を考えるために「道」についての、沿革を整理します。 江戸時代、100万人の人口を抱えた江戸の街は、諸藩の武士や出稼ぎ労働者などが集まり、男女比が8:2と極端な男性偏重の社会でした。 江戸で暮らすシングル男子を最大顧客にして、「棒手振り」と言う移動

【内容】 ウォーキングが心身にもたらす効能 健康とウォーキングに関する知見 その他の効用 1.ウォーキングが心身にもたらす効能 (一社)日本ウォーキング協会によると、ウォーキングの健康面における効果として、下記の9つが挙げられています。 心肺・血管強化:酸素摂取量が増え、血液を浄化し、心臓血管病などを防ぐ。 メタボ予防改善:体脂肪を減らし、代謝を促し、内臓脂肪症候群を防ぐ。 悪玉追放:悪玉コレステ

bottom of page