top of page
検索

THEミライ都市ではない「文化都市」の模索

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2017年1月5日
  • 読了時間: 2分

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

先日、東京芸大の教授のお話を伺う機会がありました。

「これからは知と閃きで勝負する時代」だと仰いました。

芸術の「閃き」だけではダメで科学の「知」を掛け合わせていくのだという意味だそうです。

東京芸大教授の立場にして素晴らしい見識だと思いました。

自分たちのDNAである「閃き」を踏まえた上で、その対抗概念である科学の「知」とのコラボレーションを仕掛けていく訳です。

私たちは新しい都市開発プロジェクトというと最新スペックのインフラ及び設備整備の競争に陥りがちです。

それは【タテ軸に快適/非快適】【ヨコ軸に利便性/非利便】でマトリクスを組んだ場合に【快適×利便性】ばかりを追求した「THEミライ都市」づくりに終始していると言えます。

もちろんベーシックな環境としては不可欠ですが、それだけでは「より新しい、より大きな」競合との競り合いに晒され続け、いつか先を越されることになります。

それよりはむしろそのベーシック環境の一部に【快適×非利便】或いは【非快適×利便】なゾーンを盛り込むことも考えるべきではないでしょうか?特定の事業ビジョンの元に意図的に設けられた特殊ゾーンを「住みこなす&使いこなす」なかでこそ個性的な「ライフスタイル&文化」が育まれると考えます。

そのような文化を内包した都市開発こそ【オンリーワンの魅力を備えた文化都市】として輝き続けるのだと考えます。

そのような魅力ある文化都市を一つでも多く模索・提案・創造していきたいと思います。


 
 
 

最新記事

すべて表示
方針1:来街動機の創出 非デベ街づくり ⑥

【内容】 ⒈ 来街動機創出の必要性と課題の本質 ⒉ 来街動機の設計思想と構造モデル ⒊ 基本方針と具体施策および評価の視点 ⒈ 来街動機創出の必要性と課題の本質 現代の都市開発において、「来街動機の創出」は最も重要なテーマの一つです。 その背景には、従来の空間供給型モデルの限界があります。商業施設やオフィス、住宅といった空間を整備するだけでは、人は集まらなくなっています。 供給過多と選

 
 
 
基本方針 非デベ街づくり ⑤

【内容】 ⒈ 非ディベロッパーに注目すべき背景と課題認識 ⒉ 非ディベロッパーによる街づくりの動向と設計思想 ⒊ 非ディベロッパー街づくりの基本方針と統合モデル ⒈ 非ディベロッパーに注目すべき背景と課題認識 現在、都市開発は大きな転換点を迎えています。 従来のディベロッパー主導モデルは、建設費や金利の上昇により初期投資が増大する一方、賃料の上昇余地は限定的であり、投資回収の成立性が低下し

 
 
 
非デベ街づくりの原点 非デベ街づくり ④

【内容】 ⒈ 非ディベロッパー街づくりの原点:小林一三モデルの構造 ⒉ 小林一三モデルの本質と現代との対応関係 ⒊ 現代モデルの進化と本質的示唆 ⒈ 非ディベロッパー街づくりの原点:小林一三モデルの構造 非ディベロッパーによる街づくりの原点を考えるうえで、阪急電鉄を率いた小林一三のモデルは極めて示唆的です。 小林は単なる鉄道会社の経営者ではなく、「都市全体を設計する」という発想を持っていま

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page