top of page
検索

外部プレイヤーとの高架下・共創事業

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2016年9月26日
  • 読了時間: 2分

先週、ある地方中核都市の高架下周辺街づくりに関するディスカッションを行いました。


「観光や集客の素材はあるのだけれど、駅から離れているし点在している」や「うまく編集して発信ができていない」「住んで体験してもらえればこの町の良さを実感してもらえると思う」などという意見が出てきました。

どの街でもよく聞く意見です。

そんな中で「高架下事業って時間が掛かるし、商業施設などの事業化には周辺環境との連携が必要」だという認識が出てきました。

たしかに高架下の開発は一気に進むわけではないのです。

そのような事業特性を生かして「高架下の未開発区間で首都圏アーティスト、デザイナー、カフェ事業者などプレイヤーと、地元の魅力発信をテーマに共創事業」してはどうでしょうか?地元の街・人・コトが高架下空間にアートとして描かれたり、地元の工芸を生かしたクラフトや、食材を生かしたカフェレストランなどを期間限定で展開していきます。

地元の観光イベント会場にもなると思います。

これらの展開によって地元の魅力発信拠点として定着・機能し、そこを起点に観光・集客が生まれると同時に、共創活動を通じて首都圏のプレイヤーたちが街に魅力と愛着を感じ、その街に本格拠点を持ってくれるかもしれません。

この期間限定の環境・イメージをベースにしてその後の商業、ホテル、スタジオ、オフィスなどの事業推進が円滑になる効果も期待できます。

色々と可能性が広がりを感じたディスカッションでした。


 
 
 

最新記事

すべて表示
AI時代における企業オフィスの課題と方向性  AI共創オフィス ⑤

【内容】 第1章 AIが生む「標準答案社会」と思考の軽量化 第2章 意思決定の“軽さ”がもたらす成長の喪失 第3章 “唯一無二”の判断軸を生むのは、企業文化である     第1章 AIが生む「標準答案社会」と思考の軽量化 現代は、AIの進化とリモートワークの普及によって、私たちの意思決定のあり方が大きく変化しています。 とりわけAIは、「優秀な常識人の標準答案」とも言うべき、整合的で倫理的かつ網羅

 
 
 
オフィス研究の変遷 AI共創オフィス ④

【内容】 第1章:管理のためのオフィス ― 生産性と効率の時代(1900〜1950年代) 第2章:人間中心のオフィス ― 働きがいと組織文化の時代(1960〜1980年代) 第3章:知識と多様性の時代 ― IT革命と新しい働き方(1990〜2010年代)     ここでオフィスの進化を先導してきた「オフィス研究」の変遷について、お整理しておきます。 第1章:管理のためのオフィス ― 生産性と効率の

 
 
 
近年の社会トピックとオフィス AI共創オフィス ③

【内容】 第1章:パンデミックが問い直した「オフィスの存在理由」 第2章:人手不足の構造的進行と“選ばれるオフィス”への転換 第3章:新時代のオフィス市場──縮小と高付加価値化の両立      前項で述べてようにオフィスは社会動向に連動して変化してきました。ここでは近年の社会トピックである「コロナと人手不足が変えるオフィス市場」、について整理したいと思います。 第1章:パンデミックが問い直した「オ

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page