top of page
検索

マーケットプレイスから「コンテンツプレイス」へ ⑩ オンライン1stの顧客接点プラットフォームづくり

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2022年7月1日
  • 読了時間: 2分

オンライン1stの顧客接点として非常に可能性を持つのが「鉄道駅(駅ビル)」です。世界一のターミナルと言われる新宿駅の1日の乗降客数は300万人を超え、これを顧客接点と捉えると、年間1000万人を集める商業施設と比較しても圧倒的な接点数になります。 コロナ禍前の調査ですがJR東日本全体で1日あたり1663万人(日本マーケティング研究所2015年)となり、セブンイレブン全店客数1509万人を上回っていました。

Web広告では①インプレッション課金(表示回数当たり1円程度)、②クリック課金(クリック当たり10円〜数千円程度)、③コンバージョン課金(資料請求・購入成果当たり数百円〜数万円)という課金の段階構成が定着しています。これを生かして①インプレッション=「商品前通過人数」、②クリック=「体験者数」、③コンバージョン=「ID獲得数」などにリアルな顧客接点としての価値を評価・換算する指標を創出し共有できないでしょうか。乗降客をいかに顧客接点化できるかが課題ですが、一日10万人の乗降客駅に100ブース用意できれば、先程の換算で年間数十億円の収益になると想定されます。技術革新によってどの商品を認知し、体験し、どの経路で IDが獲得され、購入に至ったのかが、追跡できるようになっています。いかに誘導し興味を持って貰えるのか?駅におけるハード&ソフトの再構築が大きな鍵を握っています。

駅に限らずこれからはコンテンツプレイスとして、EC側の特性とニーズとを見極め、きめ細かく対応していく必要があります。リアルな顧客接点のゴールが、オンラインショップにおける話題・エポックづくりやオフ会としての機能を求めているのか?自社商品の世界観やライフスタイルの強化を目的にしているのか?商品開発ステップで顧客の反応やフィードバックが有効なのか?各々の目的に合わせた演出、編集陳列、イベント開催、対応人材の配置やセンサー設備が必要です。単なる店舗区画ではなく、ある意味でスタジオであり、ミュージアムであり、ラボとしての位置付けとそれに対応したハード&ソフトが求められます。その上で「何か面白いことを一緒にできる」共創プロジェクトとしてのビジョンを示せれば最高ですが、何よりも単なるテナントビルではない、運営スタンスが重要です。商業施設は単なる床貸し業から、多様な顧客接点のプラットフォームとして運営される「コンテンツプレイス」としてアップデートが求められる時代です。

 
 
 

最新記事

すべて表示
文脈の重要性 メタディベロップメント 04

【内容】 第1章 都市の価値は「場所の文脈」によって決まる 第2章 文脈は「テーマコミュニティ」を通じて価値に転換される 第3章 文脈を「育て、編集する」ことが次世代の都市開発の役割     第1章 都市の価値は「場所の文脈」によって決まる 前項での認識にくわえて私たち検討では、都市や施設の価値は、立地条件や規模、機能の充実度だけで決まるものではないという認識から議論が始まりました。 むしろ、その

 
 
 
コンテンツの拡張可能性 メタバリュー・ディベロップメント 03

【内容】 第1章 コンテンツを起点に価値を拡張できる可能性 第2章 XRやデジタルは「コンテンツを拡張する装置」である 第3章 コンテンツの拡張が多元価値(メタバリュー)創出の第一段階     第1章 コンテンツを起点に価値を拡張できる可能性 私たち検討は、都市開発において価値創出の出発点となるのは、立地や規模ではなく、核となるコンテンツの存在であるという認識から議論が始まりました。 明確なテーマ

 
 
 
都市開発の周辺動向と認識 メタ・ディベロップメント 02

【内容】 第1章 市場が縮小する中で、都市開発は「売上依存」から抜け出す必要あり 第2章 コストが上がる時代には、一つの空間で複数の価値を生む発想が不可欠 第3章 多元価値(メタバリュー)研究の重要性     第1章 市場が縮小する中で、都市開発は「売上依存」から抜け出す必要あり 現在の都市開発を取り巻く最大の変化は、市場そのものが縮小局面に入っていることです。 人口減少により来街者の絶対数は減少

 
 
 

コメント


bottom of page